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秘密

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多分人にはそれぞれ外に出さないように 自分自身の中にしまってきたことが色々あって でも、それはずっとしまわれたままではなく 実はスキを見つけては表れたがっているんじゃないかと思う。 今まで行ったことのない方向に 意を決して向かうことは勇気がいることだけど どこかでワクワクしている気持ちもないことはない。 そんなことも色は気付かせてくれたりします。

木がそこに根差すために

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大地にその力が十分に満ちた時 生命が生まれて 木は根差していくのかなと思う。

またよろしく。

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またこれから毎回この木に迎えられ、見送られながら通います。 今度はどんな出会いがあるだろうか。 何度やっても迷い、悩み、悔やみ、 余り進んでいるようには思えないけれど 時折訪れるしみじみとした喜びに背中を押されて 何とかやれているような気がしています。

ツキヲカイタヨ

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「仲良くなろう」と誰かに言われている気がした。 そう言ったのは誰だったろう。 この月なら仲良くなれそうな気がする。 なんか手をつなげそうな気がする。 月を描いた。 こんな月に照らされたら何でも正直に話してしまいそうな気がする。 いい事もほんとは隠しておきたかったかったことも。 そんな不思議な力が月にはあるような気がしてならない。 それはどうしてだろう。 月が放つ澄んだ光のせい? それとも月の周りを包んでいる闇のせい? 月は私の心の深い部分を照らす光になぞらえられます。 そこには忘れてしまっていた記憶や もっと以前の私が生まれていなかった頃のことや それよりも遥か遠い人間固有の記憶にまで及ぶものが大切にしまわれていて 色はそんなものにまで分け入ってひょいとイメージを連れてきたりしてしまうので 私はただただ素のままの自分でいるしかないのです。 色には時間をも超えて私の全体とつながる力があります。 色の本質を学ぶと自分自身の中にある深みに触れたりしすることがあります。

緑のチカラ2

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今日のオリーブ。 昨日より新芽が大きくなって しかも向こう側にもう一つ。 … 恐れ入りました。

緑のチカラ

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この冬、ベランダのオリーブの木に水をやるのを忘れがちだったせいで 春になって枯らしてしまった。 綺麗な青緑の葉っぱをつけていたのに、気がついたら全部茶色になっていた。 後悔してももう遅い。 でも木は根っこを張ってさえいればきっと再生するはず。 そう信じて、茶色の葉がついた小枝を切り落とす。 切り口をみてみると、まだ中に緑が残ってる部分が見える。 木は乾燥に耐えるために、葉や枝を多少は犠牲にしても 根を枯らさないようにするらしい。 あとは水をたっぷりとやって、信じて待つ。 今日は雨も上がって晴れ間が出た。 目を凝らしてみてみると、小さな小さな緑の新芽。 こんなところから唐突に出てくるなんて驚きでしかない。 一見枯れてしまったように見えた木にも緑のチカラは行き渡っている。

ある晴れた日に

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言葉なんてもう…  いらない。

時にはなぜか

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時にはなぜか大空に旅してみたくなるものさ 気球に乗ってどこまで行こう 風に乗って野原をこえて 雲を飛びこえどこまでも行こう そこに何かが待っているから 描きながら不意に聞こえてきた懐かしい歌。 風に任せて行くのも悪くない。

忘れない

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この本はいつ読んでも新しい何かに出会う。 それは、今読んでいる私が以前の私とは違うから新しいと感じるのか、それとも読んだのに記憶に残せていなかったか、そのどちらかなんだけれど。 数年前にこの本が読みたくて、近くの本屋できっと見つかるからと言われて寄った。 自分ではなかなか見つけられなくて、仕方なく店員さんに尋ねると、一瞬の躊躇もなく、真っ直ぐにその場所を教えてくれた。 本屋さんの店員たるもの、こうでなければいけないのかもしれねい。 その時にかけてもらったカバーを今も変わらずかけている。 破れてきたけれど、それでも使う。 今はその本屋もなくなってしまった。 だから、あえてそのままにしてある。 本屋が閉店するその日、長年その本屋に通っていたであろう人たちが朝から店の前に集まっていた。 写真を撮っている高齢の男性もいた。 じっと見つめて立ち尽くす人もいた。 長いことそれぞれの方の人生に寄り添ってきたんだろう。 街の人に愛されてきた本屋は、惜しまれつつも閉店した。 そんな本屋でやっと手にしたこの本には深い愛着がある。

感謝

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雨上がりにはいつも見ている景色も輝いて見える。 もうすぐ紫陽花の季節がやってくる。 今、待っていることがある。 私の力ではどうしようもないことだけれど ただ信じて思いを馳せるしかない。 何が一番いいことなのかは誰にも分からない。 でも、きっと自然が定めた答えが用意されているような気がしている。 だからすべてに感謝しよう。 この日輝いて見えた紫陽花のことを思い出して。

悩んでる

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悩んでる。 曲がりくねった線が入り組んで、悩んでいる私ができている。 でも、真っ黒ではない。 悩んでるけど、そこまで追い詰められてはいない。 チラチラ明るい色が見える。 そこに少し希望が透けて見えるのを感じているから 結構大丈夫かもと思ったりして。 夢や希望を感じていたって、うかうかしてられない。 だって悩みの時はもうそこまで迫ってきているから。 別々に描いたのに、なんだか一つの球に思えてきた。 結局全部つながってる。

黄色

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黄色を描いてみた。 それほど得意ではないし、あまり長くは一緒にいれない。 私はそう思っているのに、最近黄色がやってくる。 それで描いてみた。 描いているうちに、黄色が笑ってるように思えてきた。 子どもの屈託のない笑い声が聞こえてくるようだった。 でもなんだか不器用そうにも見える。 黄色って子どもらしさのイメージと重なる。 幼稚園の子どもたちがかぶる黄色の帽子。 無邪気さからくる笑顔。 楽しそうにはしゃぐ声。 でも私はそんな黄色を持ち合わせていなかったんじゃないか。 外に向かって自分自身を表現することが下手で 友達の中で自分を主張するなんてうまくいかないし 何となく周りとの関係を上手にやれないでいた。 それでいて周りのことが気になる。 そんな不器用な子だったなと。 だから黄色を育てようと思う。 自分のために。

青、ありがとう。

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青はどこまでも遠い。 描いても描いてもたどり着くことなどない。 その遠さゆえに引き付けられるのだろうか。 青は海のようにも思えて、深く深く降りていく様を想像する。 いつか見たグランブルーのシーンのように 静寂と冷たさと温かさと 怖いようで、それでいて満たされていて。 夢中になっているうちにいつのまにか迷い込んでしまう。 気が付いたらずいいぶん深くまで降りてきてしまったような気がして 急にハッと我に返った。 見上げると外の光が黄色く輝いて見えて 生きているということを実感させた。 青にずっととどまることなどできない。 だから光があって 光の下で生きているんだろう。