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5月, 2017の投稿を表示しています

忘れない

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この本はいつ読んでも新しい何かに出会う。 それは、今読んでいる私が以前の私とは違うから新しいと感じるのか、それとも読んだのに記憶に残せていなかったか、そのどちらかなんだけれど。 数年前にこの本が読みたくて、近くの本屋できっと見つかるからと言われて寄った。 自分ではなかなか見つけられなくて、仕方なく店員さんに尋ねると、一瞬の躊躇もなく、真っ直ぐにその場所を教えてくれた。 本屋さんの店員たるもの、こうでなければいけないのかもしれねい。 その時にかけてもらったカバーを今も変わらずかけている。 破れてきたけれど、それでも使う。 今はその本屋もなくなってしまった。 だから、あえてそのままにしてある。 本屋が閉店するその日、長年その本屋に通っていたであろう人たちが朝から店の前に集まっていた。 写真を撮っている高齢の男性もいた。 じっと見つめて立ち尽くす人もいた。 長いことそれぞれの方の人生に寄り添ってきたんだろう。 街の人に愛されてきた本屋は、惜しまれつつも閉店した。 そんな本屋でやっと手にしたこの本には深い愛着がある。

感謝

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雨上がりにはいつも見ている景色も輝いて見える。 もうすぐ紫陽花の季節がやってくる。 今、待っていることがある。 私の力ではどうしようもないことだけれど ただ信じて思いを馳せるしかない。 何が一番いいことなのかは誰にも分からない。 でも、きっと自然が定めた答えが用意されているような気がしている。 だからすべてに感謝しよう。 この日輝いて見えた紫陽花のことを思い出して。

悩んでる

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悩んでる。 曲がりくねった線が入り組んで、悩んでいる私ができている。 でも、真っ黒ではない。 悩んでるけど、そこまで追い詰められてはいない。 チラチラ明るい色が見える。 そこに少し希望が透けて見えるのを感じているから 結構大丈夫かもと思ったりして。 夢や希望を感じていたって、うかうかしてられない。 だって悩みの時はもうそこまで迫ってきているから。 別々に描いたのに、なんだか一つの球に思えてきた。 結局全部つながってる。

黄色

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黄色を描いてみた。 それほど得意ではないし、あまり長くは一緒にいれない。 私はそう思っているのに、最近黄色がやってくる。 それで描いてみた。 描いているうちに、黄色が笑ってるように思えてきた。 子どもの屈託のない笑い声が聞こえてくるようだった。 でもなんだか不器用そうにも見える。 黄色って子どもらしさのイメージと重なる。 幼稚園の子どもたちがかぶる黄色の帽子。 無邪気さからくる笑顔。 楽しそうにはしゃぐ声。 でも私はそんな黄色を持ち合わせていなかったんじゃないか。 外に向かって自分自身を表現することが下手で 友達の中で自分を主張するなんてうまくいかないし 何となく周りとの関係を上手にやれないでいた。 それでいて周りのことが気になる。 そんな不器用な子だったなと。 だから黄色を育てようと思う。 自分のために。