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8月, 2016の投稿を表示しています

夏の顔

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友人から貰い受けた朝顔の種。 2年前に収穫したものらしい。 咲くかどうか分からないけれど、とは言われたが 種の中できっと眠っているであろう力を信じて 植えてみた。 それが今朝、とうとう目覚めた。 「京の手まり」という名前だそうだ。 なるほど確かに。

はじめまして。エリーです。

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はじめまして。 私、エリーと言います。 森の奥深い静かなところからやってきました。 エリマキトカゲによく似ていると言われます。 しっぽが長いんです。 横から見るとこんな姿をしています。 ほら。 トカゲのように這いつくばって動くんじゃありません。 ちゃんと二足歩行できるのが自慢です。 今は故郷の森を離れて都会で暮らしてます。 私はちっちゃいので、気をつけていないとすぐに踏み潰されそうになります。 だから周りにはいつも気を配ってます。 森にはたくさん仲間がいるけれど、エリマキが成長するとそれぞれ故郷を離れます。 みんなエリマキの色がちがうんですよ。 そんな仲間たちもきっとどこかで元気にやっているはず。 それが私の支えになっています。 目が魅力的と言われました。 本当に大切なことは何なのか、真実はどこにあるのか そんなことを知りたいなといつも思っています。

赤であることの意味

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ベランダにゴーヤが実った。 もうちょっと大きくなったら食べようと欲が出たのがいけなかった。 それを知ってか知らずか、緑のゴーヤは 一晩で色を変えてしまった。   あっという間の出来事だった。 時間が経つにつれ、どんどん裂け目ができて、中の赤い種がむき出しになっていく。 こうやってゴーヤは種を落とすんだろう。 自らを壊して、開いて、命をつなぐ。 それって痛々しくもあり、たくましくもあり、せつなくもあり、喜びでもあり。 赤い種に凝縮された中にそんなことを思う。 赤だからそんなことが伝わってくるのだろうか。 自然のなせる業は奥深い。

輝くためには

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今日も暑かった。 肌を刺すような太陽の光が眩しい毎日。 その潔いまでにまっすぐと向かってくる光の中にいると、思わずしっかりと背筋を伸ばしたくなる。 夕方、 もう遅い時間だったが、すまさなくてはならないことを思い出した。 急いで自転車を走らせながら 見上げるとこの夕焼け空。 なんだかご褒美をもらった気分になった。 たいがいのことは自分が思い描いたようにはならない。 そんな中で何とか少しでも前に進もうとしている。 いや、進んでなんかいない。 進んでなんかいないけれど、でもそれも次なる時を迎えるための今だ。 そう信じていいんだろう。 月が高いところに見えた。 輝く時を迎える準備をしているようだった。