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先日、明石にて開催された「みんなの学校2020」に参加してきました。 もともと3月に開催されるはずでしたが、新型コロナウィルスの感染拡大で延期。 ウィズ明石のスタッフの皆様のご尽力のお陰で、7か月越しに無事開催されました。   「みんなの学校」は50人以上の様々なジャンルの先生方が集まり1限から5限まで 趣向凝らした授業が行われます。 やってきた市民の皆さんは、思い思いに時間割を組んで、学校のように授業を受けて回ります。 皆さんの学びたい意欲が伝わってくる活気ある時間となりました。 さて、私は「色で始める心の呼吸 ~えのぐ編~」と題して 参加された皆さんと絵の具で「私の木」を描きました。 描き終わった後はそれぞれの木に名前をつけ、紹介してもらいました。 木と言っても表されたイメージはそれぞれの思いがこめられた、私だけの表情をもった木です。 2つとして同じものはありません。 お互いの物語に耳を傾けながら、そこに語られる喜びや希望、不安や恐れを共有しながら、それぞれが次に向かう勇気を自分自身の中に見出していった時間でした。 心に感じている痛みや不安を表すことは、なかなかできないことです。 でも色であれば、何故か隔たりを感じることなく表せてしまうという不思議さがあります。 そして、イメージに乗せて言葉にし、自分自身で確認しながら、少しずつ受け入れていくときに、人は少し前を向く元気を自分の中に見出します。 色にはそんな力があります。 参加してくださった皆様、ありがとうございました。

「見つけよう、私色」 ~オンラインワークショップのご案内~

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ご覧いただきましてありがとうございます。 色彩心理学療法士の細川知子です。 新型コロナウィルスの出現で私たちの毎日は一変しました。 そんな状況の中、私たち色彩心理学療法士が開いていたワークショップも変化の時を迎えています。 これまでは人が集うリアルな場で、顔を合わせて声を聴き、息づかいを感じながら 色で表し、感じ、語り合う、そんな時間を多くの皆さんと過ごしてきました。 しばらくはそのような心通い合う場をもつことがかないませんが 一方で、新しい可能性を模索していくことに意味があると考えます。 そこで、オンラインでの色彩表現ワークショップを開催します。 私たちは人間は色を見ると喜びを感じます。 それは色が私たちの心に直接的に関わっているからです。 だから色には私たちの心を動かす力があります。 そして一つ一つの色にはそれぞれが担う役割があります。 色を使って私を表わし、語る時間はかけがえのない心の栄養となります。 ワークショップ詳細は こちら までお問合せください。

太陽がくれたものは何だろう?

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太陽を描いてみました。 外に出て照りつけている太陽を描いたのではなく、今、私が想う太陽のイメージです。 こうしてイメージを色で表すということは、私の心の中にある     「太陽なるもの」 を色が私の目の前に連れてきたということです。 私という存在が自然からやってきたものである限り、私の心の中にも自然があります。 太陽が照って、風が吹いて、木々がそよいで葉擦れの音をたてるように 「私」の世界も自然が廻っています。 それがどんな表情をしているのか知りたくて描いてみたわけです。 太陽が出ているとなんだか明るい気持ちになります。 朝の太陽に照らされると、顔を上げて「今日も頑張ろう!」と思えます。 でも、今の酷暑をもたらす太陽はちょっと遮りたくなったりする。     この太陽はどんな太陽だろう?     「私」という世界をどのように照らしているのだろう?     この光に照らされるとどんな気持ちがするだろう?     この色でなければダメだったのはどうして? そんなことを自問自答します。 表したイメージから感じることは、「私」の世界がどんな世界かを知っていくことです。 この太陽の光に誘われるように、思わず顔を出した小さな緑の芽。 それが今の私に起きようとしている変化だと知らせてくれているよう。 私達は自然の色からたくさんのメッセージをもらっています。 色は自然が語る言葉。 そして色があれば、「私」というもう一つの自然と語り合うこともできます。 それって日常でできた絡まりをゆっくりとほどいていくように 「私」を大切に想うことです。

お母さんのためのくれよんday

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新型コロナウィルスの感染拡大により、しばらく開催できなかった講座 「お母さんのためのくれよんday」が久々のリアル講座で開催予定です。 7月9日(木)午前10時半より神戸市東灘区の毛利助産所にお邪魔します。 毛利助産所は開業以来60年、神戸は御影の地で親しまれてきました。 温故知新の精神で出産という深い経験を長きに渡り支えてこられています。 助産所主催の「子育ての会 ひなたぼっこ」にはお母さんたちが子ども連れで集い、 楽しいおしゃべりに花が咲きます♪ その「ひなたぼっこ」で色彩を使ったお母さんのための表現教室をさせていただいています。 色彩で自由にイメージを表現し、語りあう時間をもつと、心に生き生きとしたものが生まれていくことに誰もが気づきます。 何気ないおしゃべりの中にもたくさんの発見があったりして、 それが私の明日への元気になっていくのです。 今回は新型コロナウィルス感染防止を考え、マスクと検温、そして少人数での開催となりますが、ご興味ある方は是非毛利助産所にお問い合わせください。 7月8日まで予約受付中です。(078-841-2040) お子さん同伴でも助産所の守られた空間でゆったりと受講していただけます。 尚、遠方の方でご興味ある方には、zoomオンラインでの開催も対応しています。 下記メールアドレスまで是非ご相談ください。お待ちしています! ↓ 色彩心理学療法士 細川知子 毛利助産所HP はこちら。

夜の色

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日が落ちた後、やってくるのは夜の青。 でもこうして見てみると、青には多様な表情があることが見て取れます。 色は光の表情です。 ただし、光は光だけではその表情を表すことができません。 必ず闇という真逆のものとの関係性があって初めて生まれます。 青も光と闇共同作業によって生まれる色の一つです。 青は光の具合によって刻々と変化します。 光により近いところではより明るい水色に、 光から遠ざかれば遠ざかるほど青から群青に、そして濃紺へ どんどん深みを増していくのです。 それがまるでどこまでも遠ざかっていくように見えるから 思わず手を伸ばして追いかけたくなるのかもしれません。

色は自然が語ることば

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あじさいの季節がやってきました。 幼い頃からあじさいはを眺めているのが大好きでした。 赤紫?青紫? どっちの紫になるんだろうと。 その頃から紫にすでに引きつけられていて 子どもながらに紫の多様な表情に気づいていて どうもそのときの自分の心模様としっくりきていたのではないかと 大人になった今思います。 黄色に引きつけられている私と 紫に引きつけられている私とでは 明らかに心の中に違うものが生まれている。 そんなことも色彩を学んでいると気づいていけるのです。 なぜなら、「色は自然が語ることば」であって 私の内にも自然が息づいている。 だから色を見ると、心は感じて、語るのです。