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10月, 2014の投稿を表示しています

海と木と夕焼け、あるいは朝焼けと

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どうにもこうにも前に進めないときは 色彩の声を聞くしかない。 ただあるがままを見るしかない。 色彩は私の今を映し出してくれる。 今日の始まりは黄色。 青でも赤でもなく。 黄色でなくてはならない。 そこに生まれることを思う。 蝶のようだ。 混ざり合って、馴染んで お互いがお互いを許して明け渡していくかのように動き出す色彩。 くじらが下の方から上がって来て、何かを吹き上げる。 そして、それはやがて木になって。 海と木と夕焼け、あるいは朝焼け。 闇と光が織りなす世界に物語は生まれる。

私の人生はどんな色?

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今日は神戸の東、海の手で色彩心理学講座を開催しました。 テーマは「私の人生を色づけよう!」 私の生きてきた時、そしてこれから歩いていく時は どんな色で表されるでしょうか。 楽しかったこと、思い出深かったこともあるけれど 辛かったこと、苦しんだこともある。 でもそれもみんな含んで今の私があります。 そんな私だけの時間は、こんなにたくさんの色で彩られるんです。  私の人生は私だけの物語。 その物語の主人公はほかでもない、私です。

欠ける月

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月が欠けていく。 今でこそこれが皆既月食だと 私たちは知っているけれど 太古の昔に生きる人々の目には 一体どんな風にうつっていたのだろう。 自然の成せる業は不思議だ。 不思議なことを素直に不思議だととらえること。 今を生きる私たちには意外に難しい。

それでも描き続ける意味

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木を描いた。 描けば描くほど、言葉を失って 言葉にしようとすればするほど分からなくなって 捉えられないことのもどかしさを感じて 答えが出ないことに向き合うことのむずかしさをまた思い知る。 でも、確かに何かを伝えようと木はそこにいる。 今すぐに分からなくても 手放さないでいよう。 これも私の一部であるはずだから。 私とつながっているものであるはずだから。

木の時間

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とある場所で出会ったこの木。 人もあまり訪れないこの場所で、もう100年以上も変わらず立ち続けています。 実はこの木、幹の中は空洞です。 大人でも入れるくらいの洞(うろ)が出来ています。 中に入ってみると、思いのほかあたたかい。 そして静寂。 そこは何十年も前にはもともと木の身体だった部分です。 その時を生きた木の一部なのです。 現在と過去がそこに同時に存在している。 とても不思議な気がしました。 明日、珈琲処ばうむの3階、みんなの学校にて木を描きます。 まだ残席少々あります。