夜
夜が降りる。
もうすぐで。
翳りがどんどん強くなっていく中で
木はただ立ち続けている。
「光が沢山あたってきました。」
彼女はそう語った。 色んなことを通ってぐるっと回ってきて これでいいと思った。 だから笑ってる。 スマートにいかなくったって、少々遠回りしたって 自分に正直に生きることがどれだけ彼女を強くしてきただろう。 この色彩環は彼女が生きてきた証しだ。 そして、ここからまた始まる。
夜が訪れても、そこにいてくれる木なのですね。
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